息子のごっこ遊び2

息子が4歳くらいの時のごっこ遊びのメモを見つけました。

息子「私は運転士です。はやぶさです。お店の人、来て下さい」
※お店の人とは車内販売のお姉さんです
私「お弁当、コーヒー、アイスクリームはいかがですか?お弁当千円です」
息子「違います。千円ではありません。11円です」
私「え!そうですか、すみません。ではコーヒーはいくらですか?」
息子「コーヒーは茶色のケーキとセットで5円です」
私「アイスクリームは」
息子「はい、それはゼロ円です」
私「すごいですね、では行ってきます。えーアイスクリームは運転士よりプレゼントです、いかがですかー」
息子「はい、そうです。みんな食べていいです」
私「いかがですかー」
息子「私も下さい」

もうひとつは入院中の私の父のお見舞いで病院に通った後のメモです
息子「はい、おてあての時間です。点滴でミルクをいれます。ガラガラいったら教えてください」
私「はい、わかりました」
息子「この薬にはケーキがはいってあります。ポトンと入れて下さい」
私、口に入れるしぐさ
息子「違います。お腹からです。ここに穴があります、ほら」
※父はその時お腹に管を通していました
息子「私も食べました、おいしいです。この中には茶色のケーキと果物がはいってあります。健康な人はふたつ食べていいです。でも(残念そうにうなづきながら)病気の人は・・ひとつです」
その他にも歯医者経験の後には空箱に棒や謎めいた金具を見つけて入れ、「はい、あーんして下さい、歯に悪い虫がお家を造って踊ってるのでやっつけます」と電動消しゴムを口に入れられたり、私のお腹にお気に入りのぬいぐるみをいれて「もうすぐ産まれるよ、ほら産まれた。あーおしっこしちゃった。ふきふき。おっぱいだからおっぱいあげましょうね」のお世話系も結構盛んだったようです。妖精ごっこも好きでした。
出だしだけ参加すると、後はどんどんひとり何役にでもなる時もあった事など思い出されます。ほとんどが体験をもとにストーリーがふくらんでいて、しぐさは何かの模倣です。そして気に入ったストーリーはしつこく繰り返されます。これは6歳の今も変わりません。子供の叡智の深さを感じます。そして何故か大人はだんだん眠くなるのです。

2017/7/15