夏休みフランス20日間

パリ近くにある知人のアパートを借りて20日間のフランス家族旅行に行ってきました。旦那さんは絵描きさんなので風景取材が目的です。12時間の飛行機でもご機嫌の大地くんでしたが、第一日目の地下鉄で「お金をください!」と大声で叫びながら乗ってくる若者に3人も遭遇。日本では見ない光景に大地君青ざめて、「おうちに帰りたい」を連発。パリでは大きめなスーパーに入るだけでも黒い服をきた荷物チェックのお兄さんが立っているので、そこでまたびびる大地君。アパートに戻ると、家からもってきたお気に入りのピクニックシートをひき、その上に座って家からもってきた人形や小物を出してごっこ遊びを始め「大ちゃんお外でない、ここでママと待ってる」という。そこで2日目は私と大地はアパート掃除と近所の散歩だけにしました。でもやっぱりスーパーに行かなくちゃご飯が無いので何とか連れていき、荷物チェックの大きなお兄さんに「ボンジュール!」と挨拶してみたら(実は私自身どきどきしてましたが)「ボンジュール」と明るい声が返ってきてとっても優しい表情に。人懐こい大地君は態度が激変!それ以来「ボンジュル!」をどこでも連発する事になり、私はそれによって色んな場所で助けられることになりました。                  
大地君にとって「ボンジュール!」は見知らぬ世界と自分をつなげる魔法の呪文でした。挨拶を一生懸命唱える姿に「かしこいなあ」と感心。子供にとって目に見える土地の環境よりも人と人のコミュニケーションで成り立つものを環境として体で捉えている事を教えてもらえたような気がします。                元気な挨拶のおかげで親子共々たくさんの方にフレンドリーに接して頂けて楽しい旅となりました。                    

息子撮影
アルザス地方
チュイルリー公園・夏の観覧車からの景色
2017/8/31