オイリュトミーEurythmy 美しいリズム
オイリュトミーは、哲学者ルドルフ・シュタイナー(1861~1925)の人智学運動のなかで生まれた運動芸術です。動きの源が体ではなく、言葉とうたにあるところが特徴です。
シュタイナーがある場所で「花がその種から生じ、その種が花の内に秘められているように、世界と人間も言葉から生じた。言葉を持たない時から言葉は人間の内に秘められていて、やがて内部から”私は在る“と響き始めた」という内容の講演を行った時、一人の人に「これを踊りにできますか?」と聞いたそうです。そこではそれだけで終わってしまったようですが、その4年後、新しい運動芸術として、言葉を発する時の喉の動きを体全体にまで通し、空間にまで広げ、動きとして目に見えるようにする試みが始まりました。研究され現在は、芸術、教育、治療の分野にまで広がっています。